28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

自己紹介2

 

死ぬまでにやりたいことリスト

①死ぬほど酒を飲む

 

太宰治になりたい人生だった。

中学生の頃に太宰治人間失格を読んでからというもの、俺の人生は太宰だった。

太宰が喫んでいる酒、煙草を喫みたかった。

太宰が生きた場所で生き、死んだ場所で死にたかった。

 

ゴールデンバットは今や買える場所が限られると知った。

酒造で働いたあと、日本酒は二度と飲まないと誓った。

だからピースを吸い、ウイスキーを飲むことにした。

 

酒を飲んでいるときだけ嫌なことから逃げられる、とは月並みな言葉だが、事実である。

厳密には酒を飲んだとしても嫌な記憶を忘れることはできない。

「なぜ嫌だったのか」を司る感情の部分を忘却できるのだ。

つまり嫌だったことは記憶しているが、その瞬間何を思って嫌と判断したのかを覚えていない。

感情を覚えていないのならば、その記憶は他人のエピソードを聞いているのと変わらない。客観視できる。

 

使っているといないとに関わらず、余剰分の金を資産と呼ぶ。

飲んでいない酒は希望であり、読んでいない本は不良債権である。

 

酒を買った金の出どころは、一昨年遭ったもらい事故の賠償金だ。

80歳の婆さんに車で轢かれて130万円になった。

弁護士費用と治療費を引いたあとに残ったのが130万円である。

これだけもらえるのならば、毎年轢かれてもいいと思った。

 

ニートにかける言葉の中に、「どうせ死ぬなら金借りてFXでフルレバ」というのがある。

実際一昨年末、ドル円109円80銭くらいでフルレバショートした。

確か12月くらいだったと思う。

ロシア・ウクライナ戦争勃発当日も「どうせ戦争なんて起きん」と眺めていた。

あのときは秒で円高に振れたあと、ノンストップで天井を越え宇宙へと旅立っていった。

そして149円の大天井で損切った。

致命傷で済んでよかった。

 

手元に残ったのはPCと酒と、グラベルロードバイク、車、服、靴、買えないと思っていたいくつかの有料ソフトウェアである。

数えてみればわりと残っている。

もしあのときロングしていて、手元に1000万円くらいあったら何に使っていたかと考える。

迷わずアドビCCとモリサワフォントサブスクして、白舟書体全部買って弐瓶勉東亜重工フォントも買ってたと思う。

別に何に使うでもないけれど。

 

足るを知る。

アドビの無料フォントでもいいじゃない。

Google fontでもいいじゃない。

煙草はシケモク、ライターは別にデュポンじゃなくてもいいじゃない。

ただし酒はアイラモルトに限る。