28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

約束通りディアブロ4買いました。

約束は守る男、そして一番いいやつを頼む男

友達からディアブロ4をやろうと言われたのはずいぶんと前の話だ。

俺はこのシリーズをやったことがないが、友達はやったことがある。

だから初めに「やろう」と言われたのは半年とかそれ以上前だった気がする。

当時の俺はまだ仕事もしていなかったし、もらい事故の賠償金が余っていたからふたつ返事で「いいよこいよ」と返した気がする。

 

まさかその頃には自分が働きだしているとは想像もしなかった、とは思わない。

なぜならそのくらいのときから就職に向け動き出していたからだ。

とはいえ就活をしていたとかそういうことではない。無職から有識者にステップアップするために必要なのは、断じて就活などではない。

可能な限り生活水準を上げ、現在の生活を持続不可能にすることこそ脱ニートの近道だ。

そしてありえたかもしれない可能性をひとつずつ潰していく必要がある。

未練を断つために。等身大の自分を受け入れるために。

まずは130万円をFXに投入。有り金すべてである。もちろん増やすつもりではあった。しかしそれ以上に、この金は俺が汗水垂らして働いて稼いだ金でも、絶対に手を出してはいけない大切な金でもなく、事故って湧いてきた無くなってもいい金だったということの意味のほうが大きい。

 

今までは父親に頭を下げて貰った666円を握りしめてコンビニに通っていた俺だが、「なくなってもいいや。どうせなかった金だし」という感覚で130万円使って遊んだときに、どこかで「惜しい」と感じることがあるかどうかを知りたかったのだ。

 

結果はお察しの通り。参入時期はちょうどウクライナ戦争開幕直前くらい。

ドル円113円が天井だろ、115円が限界のはず、120円までくれば介入あるだろ、もう知らん125円が際と見た、130円? 天変地異やろ……。

そして俺はテッペンを見た。キレーにテッペンで退場することになったのは我ながら美しいと思っている。

結果は+70万円の-120万円くらい。手元には80万円残った。

 

頭の中はもうこの金を失うことへの恐怖しかなかった。

元金を「惜しい」と感じた時点でギャンブルから身を引くべきである。

 

そこからはゲームを買った。自分のために使おうと思った。

そして気づいた。やっていないゲームが数百個ある状態だと、人はゲームをしたくなくなる。

よくある「社会人になって好きなようにゲームを買えるようになると、やる気を失う」というやつだ。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。俺は自分の身で経験しなければ学べない愚者である。

 

それでも生活水準を上げるという意味では効果があった。

ゲームを買うときには問答無用で最上グレードを購入。いわゆるアルティメット・エディションである。

『Back 4 Blood』『BF2042』『エルデンリング』『ホグワーツレガシー』とどんどん買い、最終的にクリアまでいったのはエルデンリングだけだったが、ああ俺はゲームを見る目もないんだなと落ち込みつつ、このネガティブ感情を得るのにも本来は金が必要なのかと思い至った。

 

俺は130万円で見たこともない世界、知り得なかった世界に触れることができた。

一方で世間では年収2,300万円の人が底辺と揶揄されている現実を知った。

130万円でこれだけ未知の世界に触れられるのだから、200万、300万ある世界はどういう風景なのだろうと純粋に思った。

そして労働に身を投じた。

一度上げた生活水準は元には戻らない

一応午前中いっぱい悩んでいた。

悩むということは欲しいのだろうという結論に達し購入したのだが、どうだろうか。

ディアブロシリーズは今までやったことがないからどういうゲームなのか知らない。

ハクスラ系見下ろし型オープンワールドアクションRPGでオンライン要素必須。

見下ろし型のオンラインゲームと言えば、俺はテイルズウィーバーに青春を捧げた男である。しかし正直に言って中年まで捧げようとは思わない。

 

直近では友達とロストアークをプレイしていた。

サービス初日からプレイし課金額は約100万円。アップデートによる装備更新についていけずにやめた。

 

今までのゲーム人生で、オープンワールドゲームをクリアしたのはエルデンリングだけだ。スカイリムやFallout4もエンディングまでは見たけれど、DLCを含めればやっていない。つまり俺はオープンワールドゲームをまともに遂行できない。

見下ろし型のCOOPといえば『V Rising』も買ったがこれも15時間でやめている。

誘ってくれた友達には悪いが、もうみんなで木と石を集めて順番に敵を倒して装備をアンロックしていって、というゲームはできないと感じた。

 

だからおそらく自動車税よりも高い金を払って買ったディアブロ IVはそこまでやらないと思う。

そこまでやらないとわかっているものに14000円払うのはバカである。

 

唯一期待しているのはハクスラの部分だ。

俺はひとつの装備を取るために時間かけられるタイプの男だ。

ただしモンハンはNG。戦闘が面倒くさいから。

クリックだけで数百時間雑魚を狩りたい。0.00001%のドロップに人生を賭けたい。

FOMCで上か下かが決まる一瞬に賭けるのはもう嫌だ。

ヤクザ入場、ヤンキー入場の一瞬に運命が左右されるのはもう嫌だ。

 

ただひたすらに意味もなく溶けていく時間に身を委ねたい。

ディアブロってそういうゲームなのか?

もし本当にハマったら、このブログはディアブロプレイ日記と化すと思う。

 

ちなみによくよくディスコードの履歴を辿ったら、友達が買ったのはスタンダードエディションだった。つまりゲームを始めるのは6月6日からだ。

俺はてっきりアルティメット・エディションを買ったと思って、それを買ってしまった。俺がプレイできるのは6月2日からになる。

でも2、3、4、5、6日は確定で仕事が激務になるからゲームはそれほどできないと思う。

どうすんねんこれ。

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