28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

MBTI診断でINFP-Tだった

暇な時にやってみるけれど、毎回結果を忘れるMBTI診断

プロフィールなどに〇〇型とMBTI診断の結果を書いている人が多い印象があったので、俺もやってみた。

というか、この手のテストをやるのは初めてではない気がする。

無職の頃、半年に一回くらい自分のダメさを正当化するために行い、「ああ、だから自分はダメなんだ」と納得し就職を先延ばしにすることがよくあった。

元が真剣ではないので前回の結果は覚えていなし、今回のもそうだろう。

しかし毎回「当たっている」と感じる。これがバーナム効果である。

 

俺はINFP-Tだった。

初めは「世界では少ない方」という情報が出てきたのでレアガチャを引いたと喜んでいたのだが、日本人はこのタイプが多いと今知って落胆した。

なるほど確かに誰でも当てはまるようなことが書いてある。

 

人の輪に加わることはそれほど苦ではないけれど、自分から発信することは少ない。

人に気を使うことがある。たまにわけもなくネガティブになる。

人類はパターン化可能か

80億人いて、育った環境も何もかも違う人類をたった十数個のパターンに分類可能なわけがない、と思う。

けれども運転適性検査然りSPIテスト然り、人は他人を分類することを好むし、またできると思っている。

人間の構造はある程度単純にできていて、条件が多少似通っていれば分類可能なのかもしれない。

 

たとえば俺が急にネガティブになっていることについて。

特に理由はないのかもしれない。

人間は30歳前後になるとホルモンバランスの影響か何かで、自動的に不安定になるのかもしれない。

あるいは梅雨入り間近の低気圧が精神に影響しているのかもしれない。

考えてもわからないことは考えないと前に書いた。

しかし今ではそういうことばかり考えている気がする。

 

職場での会話。相手は45歳(男)既婚 子持ち。

「キツツキ君がうらやましいよ。まだ29歳でしょ? 今からなんでもできるじゃん」

「いや、酒飲む以外に何もしてないですよ」

「まだまだこれからいろいろあるよ。俺なんか先が見えてるもの。このまま定年まで働いて、主任か何かになって、下の人から慕われたり疎まれたりしながら退職して、年老いて死ぬ。もう他に何も起きようがない。29歳ならどこにでも行ける。なんにでもなれる。今からだよ」

「はえ~」

既婚で子持ちの40代というのは人生が順風満帆真っ盛りなのでは? と思ったが、調べてみると40代というのも既婚独身に関わらず将来に対する漠然とした不安が増す時期なのだという。

 

アーサー・ブルックスはテックサポートの動画で「人はおおむね今日よりも明日の方が幸せになると信じて生きているが、実態は真逆である」と述べている。20代前半から四十代後半、五十代前半にかけて平均的な幸福度は下がっていくのだという。

つまり人は中年にかけて毎日少しづつ不幸になっていく。

ただしここでの幸福度低下は10段階中7か8くらいに下がるだけであって、人生の中で大きな問題となるような「絶望」ではない。それこそ「漠然とした不安から気分が沈む」程度の不幸だ。

 

50代半ばから70代にかけては再び幸福度は上昇傾向となる。

人の幸福は相場と同じでベアとブルがあるのだ。

例外は精神疾患や物質使用障害を持つ人たち。うつ病だったりアルコール依存症の人はずっと不幸だということだ。つまり俺はダメなのである。

厳密にいえば俺はアルコール依存症の診断を受けたわけではない。今も夜勤中だが、別に飲まなくてもやっていけている。だけど飲まないで寝ると発汗して目が覚めるのはツーアウトだと思っている。ツーアウト満塁。