28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

タングステンの兎

快晴の木曜日、休日

今日は休日で、久しぶりにカラッと晴れたいい陽気だったので部屋の掃除をすることにした。

午前中いっぱいくらいを使ってやるつもりだったのだが、途中で飽きたので1時間でやめにした。

掃除機をかけ、雑巾がけをしパソコンの上部、全面、後面にあるファンのホコリをとり、散乱したペットボトルのラベルと蓋をとり中を洗い、布団を干しモニターの画面を拭いた。年収に換算すると1000万円の仕事だ。

そしてダラダラとバナーを作っていた。

これはメンタルがブレイクしたときに使おうと思う。

だいたい毎日ブレイクしているけれど、今日はことさらブレイクしているな、と思える日に用いる用だ。

そしてこれは太宰治の小説の一節を引用した。

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。――人間失格 太宰治

はぁ~尊い。

太宰先生の言葉はスッと染みる。

親の顔より見た太宰。

 

去年か一昨年か、太宰治が海外で流行っていたらしいという情報だけは知っている。

原文に原語で触れられる日本人でよかったと思う。

厳密な定義が存在しない「弱者」という言葉。俺は自分自身のことを弱者と呼称し、またそう自認しているけれど、太宰治が弱者であったかどうかについては疑問が残る。

しかし間違いなく、彼もまた自分のことを弱者だと自認していた。

 

マジで才能の塊だと思うから、ぜひ太宰治は読んでみてほしい。

彼は当時の基準でも確実に成功者として扱われていた。

流行作家としての名声を恣にしていたし、小説は女学生の間で大流行、戦地からもファンレターが届き「弟子にしてください」と言われる始末。坂口安吾は太宰の死後インタビューで「カストリばっかり飲んでたから頭おかしくなったんじゃないですか?」と訊かれ、「あいつがそんなもん飲むわけない」と答えた。

戦前、戦中、戦後を強かに生きていた太宰。

もし現代に生まれていたら、間違いなく職業は〝インフルエンサー〟だったと思う。

しかもジャンルは炎上系。

さあ飲むぞ

休日だから早い時間から存分に飲む。

しかしそれほど金に余裕があるわけではない。

こういうときには家にある卵を使うに限る。

 

もうこれを書いているときには酔っ払っているので、多少の逸脱はご愛嬌。

TwitterのトレンドにYou Tubeプレミアムというものがあった。

飛ばせない30秒広告が導入されるらしく、「俺は広告を見る!!」「プレミアム入る!!」という内容で阿鼻叫喚だった。

Google Pixel の12ヶ月You Tube Premium 無料を手に入れた俺高みの見物。

とはいえ今まで広告で世間の動向を知るということが大いにあった。

テレビをまったく見ないから、芸能人の名前を言われても誰か分からない。

ちなみに声を聞くだけでニコ生かピアキャスかTwitchかYou Tubeかプンレクどこの配信者かわかる。

冗談はともかく、テレビの有名人よりネットの有名人のほうが詳しいのは事実だ。

 

広告を見ることで世間の認識とある程度合わせられていた面がある。

広告が映らなくなった今、本当に自分の見たいものしか目に映らない生活ができる。

俺はその情報の偏りは毒だと思う。

だから無料12ヶ月が終わったら更新しない。たぶん。

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