28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

今日はこどおじの日らしいですね

一生実家で生きていく

人生は長く苦しい。一般的な社会人像を追い求めるとしたら、一体どれだけの時間と金が必要だろうか?

一度生活水準を上げると戻すのに苦労するように、欲望の水準も下げるのが難しい。

自分が社会で〝普通〟とされる水準にいない場合はなおさらである。

俺は低い側に逸脱してしまった弱者男性だ。欲求は最低限度にして生きるよう努めている。

幸福とは、持っているものを欲しいもので割ったときの数字の大小だという。

つまり幸福になるためには、持っているものを増やすか欲しいものを減らす必要がある。

持たざるものが持ち物を増やすのは難しいため、必然的に欲しい物を減らさなければならない。

結婚、家庭、イイ車、優雅な暮らし等々、手に入らないものを手に入らないままにしておくとどんどん幸福度が削られていく。

「結婚しない」と言っている人は、結婚を欲しいものから除外した人だ。

あるいは最初から欲しいものになかった人。

「しないのではなくできないと言え」と口撃する人はどの立場から言っているのか不明だが、おそらくは結婚を欲しいものにさせたいのだろう。

そうすれば他人の欲しいものを増やすことができ、幸福度を下げられる。

俺は自己防衛おじさんとなり、自己防衛のために実家に住むことする。

「一人暮らしできないだけだろ」とは言わせない。

孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように

我が家族は象の一家となりみんなで助け合って生きていく。

俗念を断つのは難しい

こうする、こう思うと文章にしたところで、実行するのは容易ではない。

現に知行合一できているのなら、わざわざ改まって書く必要がない。

誘惑の多い世の中にあっては、ひとつ考えを貫くのは非常に難しい。

 

今日はこどおじの日だが、世間ではこどもの日と呼ぶらしい。

子供のいる家では様々な家族サービスが行われているに違いない。

それ自体は俺の目に入らないため何の問題もないのだが、ゴールデンウイークの最中やたらと子なし夫婦から飲みに誘われるのだ。

去年知り合いが4人結婚している。

帰省で地元に戻ってきたとかで、「コロナで結婚式ができなかったから紹介も兼ねて」と飲みに行く。

普段努めて結婚のことを考えないようにしている俺でも、新婚ラブラブカップルと4、5時間一緒に過ごしていると脳が破壊される。

クロワッサン症候群の気持ちがわかる。

結婚式に呼ばれて帰り道鬱になる人の気持ちがわかる。

決意も主義も思想も揺らぐ。求めてはいけないものを欲しいと思ってしまう。

 

今日も夜に新婚ホヤホヤの人と飲みに行かなければならない。

休日なのに自分の心を傷つける場に赴かなくてはならない。

おそらく兄と妹はここまで悩んでいない

兄妹は全員実家ぐらしである。

兄と俺は数年間の一人暮らし経験があるが、妹は実家から出たことがない。

そして今はニートをしている。

家にいる姪は妹の子供だが、すでに離婚している。

元夫は姪の姿を見たことが一度もない。遠距離恋愛だったので妹と直接顔を合わせた回数も大したことないだろう。

シングルマザーには給付金があるし、元夫は養育費を払っているようなので妹はニートだが無収入というわけではない。

 

兄は魚とか蛇とかを買い集めて、自室を熱帯雨林みたいに改造して喜んでいる。

 

兄と妹が友達と遊びに出かけている姿を見たことがない。

仕事をしているときでも、「今日は同僚と飲みに行ってくる」ということが一度もなかった。

歓送迎会などには参加していたようだが、コロナ以降それもない。

 

俺だけが家にいても外に出ても鬱々愚痴を言っているように思える。

同じ血が流れているのになぜ?

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