俺もミッドジャーニーで似顔絵を作った
物は試し
ミッドジャーニーのHow toサイトで似顔絵を作る試みをやっていたので俺も作ってみた。
ミッドジャーニーの画像生成は、プロンプトと呼ばれる単語の組み合わせで作成する。
俺が俺の顔を作ろうとしたときに、俺を表す単語を考えるのは俺自身だ。
当然語彙がなければ作れない。
「29歳、アジア人男性、弱者、こどおじ」と打ち込んでも、現在のAIではこどおじのイメージを正確に出力することができないので、失敗に終わる。
俺の顔を正確に言語化するために用いるのが、「/describe」というコマンドらしい。
Discordに専用サーバーを作り、そこにミッドジャーニーを招待する。
/describeと打ち込むと画像を求められるので、自分の顔写真をアップロードする。
専用サーバーを作った理由は、そうしないと他の人に顔を見られるからだ。
するとAIが画像を分析し、言葉にしてくれる。
なんという時代だろう。
もはや俺は俺の原語センスに頼らずとも俺を言語化できるのだ。
就活のときに「自分のことをどんな人物だと思いますか?」と尋ねられるのを想定して、就活生はミッドジャーニーに自分の顔の評価を聞いておくといい。
Chat GPTもそうだが、AIは基本的にいいことしか言わないから、自尊心を失う心配は皆無である。
自分の写真はここに貼れないが、AIの評価が4つ自動生成されるのでそれを貼る。
茶色のシャツにチェックの帽子をかぶった男、ドラッグコア風、冷徹な雰囲気、澱みのない、アバカドパンク、エレガントなフォーマル、メディア関係者、70年代以降のエゴの世代
タバコをくわえたアジアンキャップの坊主、シゲの映像美学風、立島夕子、ライトグレーとダークブラウン、オシャレ系、コテコテパンク、エレガントフォーマル、rollei prego90
伝統的な日本人男性、Grandparentcore、凛々しいポーズ、ブラウン、トンド、実験映像作家、オーラパンク、カウンターの上でタバコをくわえている男
食堂でタバコを吸う男、shigeの映像美学スタイル、ライトブラウンとブラウン、Junya Watanabe、細心、アボカドパンク、Q Hayashida、強い表情
アニメチックにするために「--niji 5」を追加して出力。
現実的な路線だとこんな感じ。
攻殻機動隊で妻と子供がいる疑似記憶を埋め込まれてそうな顔だ。
しかし似顔絵というのはもっとこう、華がなければならない。
デッサンではないのだから、多少の美化は許されるはずだ。
渋い感じになった。
顔はともかく、本当にこういう格好してる写真だったから服の再現度は高い。
ツイードのジャケットにMARONEのキャスケット。
画像生成の主流は画像指定に
ミッドジャーニーの開発陣によると、これからの画像生成はテキストを打ち込んで理想のものに近づけるより、最初から近づけたい画像を用意し似たものを作るスタイルにシフトしていくという見立てだそうだ。
テキストベースで喜んで画像を作りまくっているのは主に高齢者層(40代以上)で、若者はもっと便利に、もっと簡素に、もっと単純に生成できるほうを好むらしい。
「作りたい画像をどう表現していいかわからない」というやつだろう。
この流れに逆らったところでどうしようもない。
そうなるということは実際にそうなるのだろう。
ちなみに「これから」というのは遠い未来の話ではなく、1年後だそうだ。