28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

ついに腰をやったかもしれない

介護・看護師の敵

通常夜勤のある仕事の場合、夜勤のある期間、日勤の期間と分かれていると思う。

他の仕事のことはあまり知らないので、聞きかじった程度の知識だ。

介護・看護には悪夢の勤務が存在する。

それが夜勤明早番だ。

夜勤明けで帰ってきた日、当然徹夜で仕事をしてきているので寝る。

帰ってきてすぐに寝るのか、昼間で待つのか、夕方まで耐えるのか、睡眠サイクルを崩さないために夜まで起きているのかは人それぞれだろう。

ともかくどこかで寝る。起きたら次の日に早番で出勤するというのが、夜勤明早番である。

 

起きたとき、というか寝ているときでさえ半分今自分がどこにいるかわからなくなる夜勤明け。

ナースコールの幻聴が聞こえる。

ハッと目覚め今自宅にいることを確認し、また眠りにつく。それが夜勤明けだ。

 

まさしく今日俺は悪夢の勤務だった。

実際に目が醒めたのが午前3時。この時点で11時間眠っていた。

しかし俺は知っている。ここで起きると午前10時とか11時にもう一度眠くなる。

だから強引に午前5時頃まで眠ろうと努めていた。

このときには異変はなかったと思う。

少なくとも痛みは感じなかった。

出勤してしばらく経った頃、腰に違和感を覚えた。長時間寝たせいだろう、と最初は気にしないふりをしていた。

しかしだんだんと違和感が痛みに変わり、無視できなくなってきた。

これ腰痛だ、と直感した。

軽作業は死ぬほど嫌だったけれど、今までの人生で川砂・セメント・タイルを何百個運ぼうとも腰痛になったことはなかった。日本酒一ダースを頭の上の高さまで積み上げても腰を痛めることはなかった。もちろん筋肉痛にはなった。立ち上がれないほど強烈で激痛のやつ。

腰痛とは筋肉痛のことではない。もっと大事な、一度傷ついたら修復が難しい部位(骨とか神経とか)が傷つくのが腰痛だ。

 

とうとう俺も後戻りできない地点まで来てしまった。

椎間板ヘルニアコースになると、今後の人生本当に生きていくのが難しくなる。

弱者は肉体労働をするしか道がない。しかし椎間板ヘルニアの民にそれはできない。

否、できるはできるのだ。

身体の中にプレートとかボルトとかを埋め込んで、薬を飲むことで科学の力で痛みを抑えることができる。

 

実際に我が施設にもそうやって働いている人がいる。

現役世代が手術をし、身体に異物を埋め込んでまで介護しているという現状が日本という国だ。