BMZ コンプリートプロ
RUSH SHIELD MID VENTはそれほど履いていなかったので洗って仕事用の上履きとした。名誉のために言っておくとDRY GUARDではなくMID VENTである。
普段履きにはRUSH LOWを購入した。
BATESの靴の何がいいかというと、とにかく軽いことだ。
それと靴紐が解けない。
走ろうが歩こうが濡れようが躓こうが転ぼうが絶対に解けない。
それでいて足へのフィット感がしっかりある
ただしRALLYFORCE LOWはだめだ。
座っているだけで靴紐が解ける欠陥品である。
介護現場でウロウロしていると、誘導中の車椅子に足を轢かれることがよくある。
ものすごい勢いで謝られるのだが、まったく痛くない。
それどころか車椅子が靴に反発し上に乗り上げるのだ。
こちらとしては安全靴のつま先に何か当たった程度の衝撃なのだが、車椅子を押しているほうからはスニーカーを轢くのと感覚が違うのだろう。
軽くて丈夫で濡れない。
これが介護現場では最も重要になる。
おしっこがかかっても拭けばいいのだ。
メレルのジャングルモックが欲しかった理由は、ここに「脱ぎやすい」が加わるから。
ジャングルモックは紐靴ではないから、スッと脱いだり履いたりできる。
給料が入るまではジャングルモックはお預けとして、今回注目したいのがインソールである。
前にも書いたことがあるが、俺はインソールにBMZの自衛隊コンプリートプロを使用している。
現場作業員は踏み抜き防止のインソール以外選択肢はない。俺も軽作業のバイトで解体現場にあった錆びた釘を踏み抜いた経験があるから分かる。
尖ったものを踏み抜くおそれのない現場で、歩いたり走ったり漕いだりする必要のあるブルーワーカーにはぜひおすすめしたいのがこのインソールだ。
これを敷くだけで靴の履き心地が変わる。
高反発か低反発かと言われると微妙なラインで、地面の感触は全然伝わってくる。
ちなみにこの全然+肯定表現は賛否両論あり、国語のテストでは減点されるだろうが、敬愛する夏目漱石は全然使っているし、日本の国語教育はクソなので使う。
歩こうが走ろうがとにかく疲れない。
弾むように足取りが軽くなる。
この点は高反発クッション要素が強いのだろう。
今まで肉体労働をしていて必ず筋肉痛になったのだが、今回はまったくならないのはひとえに靴のおかげだと思う。
というか靴と中敷きで4万2000円も出しているのだから、効果がないほうがおかしい。
500円の偽クロックスと同性能だったらただの詐欺である。
以前書いたかは覚えていないが、俺は運動するときに靴下はオカモトのクロスプロを履いている。
テーピングクルーソックスでかかとからふとももにかけてゴムバンドが内包されている代物だ。
曰く自衛隊が行軍のときに何キロも歩く際に疲れないという触れ込みから買ったのだが、体感から言ってBMZのインソールと組み合わせるのは微妙だった。
フィットしすぎて足が完全に固定されてしまい窮屈に感じるからだ。
ただしクロスプロを履いていると入浴介助のとき職場に置いてある長靴に履き替えた際、靴の中で足がまったく動かない(クロスプロの足裏にはすべり止めがついている)のでまるでブーツを履いているかのように動きやすい。