昼夜逆転を治すため睡眠を管理する
不眠症ではないが寝付きはめちゃくちゃ悪い。
風呂に入り歯を磨き、さあ寝るぞと布団に入ってから最低でも数時間は眠れない。
なおかつロングスリーパーなので、1日9時間以上寝ないと次の日まで疲労を引きずる。
酒を飲むようになってからは改善したが、アルコール耐性がついてきたせいで酒だけでは眠れなくなってきた。
今まではいつ寝てもよかったため問題にはならなかったが、これからは毎日決まった時間に起きなければならない。
つまり決まった時間に寝なければならないのだ。
睡眠を管理することの難しさ。
ブラック企業エピソードとしてよくある午前2時帰宅、午前5時出勤というのは1日も持たないと思う。
俺が働く予定の介護施設で、一番はやい出勤時間が午前7時である。
6時に起きて出勤するとして、前日は午後9時には眠りに落ちなければならない。
9時に布団に入るのではなく、9時に眠るためにはその数時間前には寝る必要がある。
遅番の業務終了時間が午後7時らしいので、猶予はまったくない。
睡眠時間を調整するために、睡眠薬を試してみた。
まずはハルシオン。
飲んでから20分くらいでふらふらしてきた。
個人的な感覚としては、ハイボールを3リットル以上飲んだときと同じ酩酊具合。
明らかに効いている。
横になってから寝るまでにどれだけ時間がかかったかはわからない。
気がついたら朝だった。
睡眠時間は7時間程度だったが、10時間以上寝たのと同じ満足感があった。
薬が残っている感じもまったくない。
次に試したのがエスゾピクロン。
飲んでからどれだけ待っても効いてくる感じはない。
仕方がないので布団に入り、眠くなるのを待つ。
2時間待っても眠りに落ちる気配はない。
しかしだんだんと気怠い感覚が広がってくる。
一瞬値落ちしてすぐ起きるというのを数十回繰り返し、結局眠れなかった。
マイクロスリープを睡眠にカウントするなら、トータル数時間分は寝れた。
副作用である苦味は20時間ほど続いた。
水を飲んでも苦い。麦茶は漢方薬と同じ味になり飲めない。酒の味は変わらなかった。
市販薬のドリエルも試してみた。
初めから効かないだろうと思っていたが、案の定効果がなかった。
しかし視界と思考にフィルターがかかったような感覚が6時間ほど続いた。
脳の処理速度を強引に落としているかのような不快感。
もう買わないだろうなと思った。
出勤まで残り1週間を切っている。
完全に昼夜逆転しているわけではなく、寝る時間が後ろにずれ込んでいってグルグル回っている状態だから、一発長時間起きていて生活リズムを正すのもありかもしれない。
しかし今までの人生でそれが成功したことが一度もない。