28歳無職弱者男性の日記

29歳になりました

パラダイムシフトは唐突に

Adobeから画像生成AI「Firefly」が発表、Microsoftがbingに画像生成機能を追加するなど、界隈の盛り上がりは最高潮に達している。
去年末からのAIラッシュには目を見張るものがある。
「AIに仕事を奪われる」とは月並みな言葉だが、いよいよ現実に迫ってきたなと感じる。
実際人間の仕事に価値を設けるならば、2023年が始まってから数ヶ月で大暴落していると思う。
おそらく100分の1くらいになっている。

 

給料が100分の1になっていないから実感こそないものの、今自分が数ヶ月かけて行っている作業がAIなら何秒で済ませるか、本当に自分にしかできない仕事なのかを見つめ直す時期が来たと思ったほうがいい。
俺は文章を書くことが得意だが、俺にしか書けない分というものは存在しない。
所詮、読んだもの見たものから影響を受けて出力フィルターを調整しているに過ぎない。


今、AIに俺の文章を学習させれば、俺のような文体で俺が思うようなことを2秒で出力するだろう。
俺はいつも1時間くらいかけて1000字の文章を作る。
AIは同じ時間で図書館を作るだろう。

 

ミッドジャーニーの課金方法が知りたくて、ネット掲示板を徘徊していた。
雑談系の場所ではやたらとAIの危機をはやし立てていて、欲しい情報は手に入らなかった。
イラストレーターが集う場所では喧嘩が勃発していた。
曰くAIに絵を描かせる人間は盗人であるという。
何を盗んだから盗人だと具体的なことは書かれていなかった。
画風を? 構図を? アイデアを? あるいは仕事を盗まれたのだろうか。

 

いつだってパラダイムシフトは唐突に訪れる。
人々はそれを予感することも、否定することも、適応することもできない。
混乱の中ずいぶんと時間が経ってから、追認という形で諦めるだけである。

 

やはりAdobe

Fireflyが発表されたことで、改めてAdobe製品の機能を眺めてみたが、やはりすごい。
値段が高いだけのことはある。
しかしあんなもの個人で契約している人がいるのだろうか。
個人事業主が仕事で使うならわかる。
会社で使っているから自分のパソコンに入っているというのもわかる。
Adobeの機能を使って一銭も稼がないけれど使っているという人がいるだろうか?

 

どうしても欲しい。
AdobeCCサブスクするために働くか悩む。
使えるようになったところで田舎にはそんな仕事はないし、俺も仕事として使えるレベルに達するとは思わない。
そもそも今人間の仕事の価値が下がっているという話を書いたばかりである。
俺がまともなものを作る頃にはAIが0.2秒で500000個作っているだろう。

 

ハロワ行ってきた

上の文章を書いたのが昨日の深夜。

興奮醒めやらぬまま朝を迎え、その足でハロワに行ってきた。

登録してカードを作るのに自分の情報を書かなければならないとのことだが、震えてうまく書けなかった。

前に働いていた場所を、アルバイトだとしても勤務先として書けという。

日雇いで行っていた軽作業の元会社の名前など知らない。

浅草ROXで働いていたが、そのテナントに入っていた会社の正式名称など知らない。

実家から徒歩2分の場所にある酒蔵の事業所名など知らない。

 

とにかく疑われ続けたが、なんとか求人にありつくことができた。

とにかく一刻も早く金を稼ぎたいと思い、第一優先目標を介護に置いた。

なぜならハロワの職員が介護の求人を印刷したとき、「まだ若いからこれは勧めないが……」と言っていたからである。

つまり勝算がある。

 

職員退職のため補充人員募集の求人に狙いを定め、電話をかけてもらった。

明日面接である。

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